今月中に家に使う木材を新月伐採をしたい!と思って、
木を伐ってくれる人を捜していたが、頼りにしていた方は
忙しくて無理だったり、他の人も高齢で足が痛かったりで
あぁ、今月は無理かなぁと諦めかけていたら、山を越えた
隣の集落に住む方で、伐ってもいいよと言ってくれる方が
見つかった。
伐採の日にちは1月25日(日曜日)に決定!
立ち木で30本ぐらいを伐採してもらう。全ての材料には
満たないが、土台や柱に使いたい。
どうしても1月中に、とこだわったのは、2月になってしまうと
木が大地から水を吸い上げはじめてしまうからだ。
水分が多いのは、材の寿命や強度におおいに関わってくる。
特に今回は自然乾燥でやりたいので、ここは外せない。
いまは強制乾燥が主流なので、季節は関係なく伐採するように
なったが、それでもやはり伐り時はあるだろう。
最近会う方皆さんが口にするのは、「製品を買った方が安いよ」
ということ。手間ひまかけて材料を手配しても、
それはただの贅沢になってしまった。
昔は自分の山の木を使うのが普通だったらしいが
今は山を持っている方も製品を買って使うそうだ。
はたしてどれくらいの贅沢なのか。
べつに贅沢したいワケじゃないんだけどなぁ。
製材して現場に入れた暁には、単価を比較してみたい。

ここは建設予定地から車で5分くらいの山。
この木がここで育ったように、これからは柱となって屋根を支える。
そんな家になればいい。
※新月伐採の木とは、主に冬季の下弦の月の日から新月の日までに
伐採されたものを指し、カビや虫に侵されにくく、割れ、狂いが
少ないと言われている。
土地の造成をしてくれる方も見つかった。
地元では「あの人に任せれば間違いない」と言われるほど信頼
されている方で、高齢だが、仕事大好きな職人のI重機さん。
会ってすぐに「あぁこの人にお願いしたい」と思った。
なんと建設予定地にある道は、この人がその昔に造成したそうで
水の流れも完璧に把握していて「お金を掛けないように
やってあげるから」と、うれしい言葉をいただいた。
幸運なことに、近くの山に道路を作っていて、その残土が
出ているので、それをまず敷地に入れてもらうが、その前に
田んぼの表土はどこかに寄せておいて、硬い層を出さないといけない。
道路工事は別の建設会社がやっているので、土を入れる日程が
決まり次第、工程や価格を交渉する予定。
敷地が出来てから家を建てる場所を決めようと思っていたが
「家を建てる所は、土を入れる時に念入りに転圧してもらえ」
「冬の太陽が朝どこから昇るか見て、建てる場所をきめろ」
と、職人にほれぼれするようなアドバイスを頂いたので、
早速、朝行って見てきた。

1月16日で午前8時丁度くらい。林の上から太陽が覗いた。
敷地の東よりに建てると、朝がもっと遅くなってしまうので
出来るだけ西よりに建てることにしよう。