
5月に入って、新しい土地の草刈りをはじめた。
まずは家をたてる部分から。
5月4日(晴れ)暑い1日・・・
この日は、奥矢作で炭を焼いている杉野さんと、田代さん、大矢さんに
手伝っていただいた。(杉野さんのブログ「炭やきは地球を救う」はこちら)

杉野さんには、チェーンソーをメインで作業していただいた。
毎日のように山に入られているそうで、動きに確かな説得力がある。
水浸しの足下で、ツルの絡まった松を切ってもらった。

田代さんと大矢さんは、草刈機で頑張っていただいた。
とにかく草と奮闘した。

今の季節、草の勢いはすごい・・・

5月9日(晴れたり曇ったり)
今日は農業委員のHさんが手伝いに来てくれた。
土地の事でも大変お世話になって、草刈りまで応援に来てもらって、
もうどんなふうに感謝していいか分からなくらいだ。
とにかくこの場所でしっかりやっていきます!
しかし里山に住む人はすごい!刈り倒しただけで散乱していたススキを
順序良く片付けていって、田んぼらしくしていく。

これが・・・

こうなった!

before

after
こうなると俄然やる気が出てくる。
漫然と草を刈っているだけでは途方に暮れる所だった。
よ〜し家を建てられそうな気がしてきたぞ〜
しかし10数年も耕作していない田んぼは、ススキやらイバラやらツル
がすごい事になっている。こうなってしまうと、草を刈るのも一苦労。
しかも、ススキの根が田んぼの水を溜める機能を壊してしまうので
このまま田にもどす事も出来なくなってしまう。
こんな休耕田が、日本のいたるところにある。
草を刈ってみると、田んぼの真ん中に畦が出現したり、水路が現れたり。
よく観察すると、その昔この土地がどんな風に使われていたのか、
その仕組みが分かってきておもしろい。
そこには先人の知恵がつまっているに違いない。
でも長いこと使われていなかった為に、水路は土砂で埋もれてしまって
その周りに水があふれて、土がべちゃべちゃにぬかるんでしまっている。
田を耕さないということは、この蓄積された知恵や時間を失うことに等しい。
それは僕らにとって重大な損失だと思う。