
今日は朝から藁降ろしのお手伝いをしてきました。
現場に着くと、既にトラックに満載の藁がお待ちかね。
すぐに荷紐が解かれて作業が始まりました。
地面の上に角材を置いて、その上に藁の束を井桁に積んでいきます。
こうしておけば、積み上げた状態でも乾燥が進むそうです。
今回購入した藁は、ストローベイルを作るには少し乾燥が甘かったので
このまま様子を見て、また別の日にベイル作りをすることになりました。
しかし藁の確保については頭を悩ますところです。
農家さんをお手伝いしたり、自分達でお米を作ったりしながら
集めるのがいいのか、藁屋さんから買うのがいいのか。
でも藁をポンと買ってしまうと「食」や「農業」との関係が薄くなってしまう
ような気もします。
(実際には”ポン”ではなく”バサッ”という結構な重さがありましたが・・・)
しかし藁を、稲刈り後の田んぼで乾燥させて、集めて、さらに乾燥を進めて、
一カ所に集める、という作業は、天候にも左右されたり、
場所の確保が難しかったり、多くの人手が必要であったりと本当に大変です。
また安全なお米作りをされていて、さらに藁についても協力的な農家さんが
近くに見つかるとも限りませんし・・・難しいですね。
藁屋さんという職業も無くなってしまいそうなので、
購入することが存続のお手伝いになるかもしれません。
これという正解はありませんので、自分のペースに合った、
楽しめる方法が一番ですね。

うちの実家の並びに畳の工場があったんっすよ。
つぶれてからもう四、五年たったと思うんだけど、
結構大きな工場でさ、畳が少なくなって畳屋がつぶれるのは、
しょうがないとしても、藁はどこにいったんじゃい。って感じなんですよね。
稲作の量って畳の量よりは減ってないはずだから、どっかにはあるはずなんだけど。
でも3トンってやっぱすごいね。家作りにどれ位の藁が必要になってくるかデータも今後わかればありがたいっす。
東北の方は大きな製畳屋さんがあるみたいで、
そういうところは藁を大量にストックしてます。
しかも既に農薬の事とかも考えているところが多いので、
譲ってもらえればいい藁が手に入るはず。
ただ輸送費がばかにならないですよね・・・
今度詳しく書きますが、家一軒で必要な藁は約8トン!です。
写真のトラック2杯半くらいですね〜
日本で藁を必要としているのは、左官屋さん、畳屋さん、
酪農家さん、果樹栽培農家さん、植木屋さんとかだと思いますが、
どうも流通しているのは輸入藁が多いみたいです。
でも、そうゆう藁は日本に入ってくるときに燻蒸処理されている
ので、ちょっと使う気になりませんね。
で、日本の藁はどうなっているかと言うと、
ほとんどが細かく刻まれて田んぼに還っています。
今や大変な思いをしてまで、
お金にならない藁を集める人も少ないです。とほほ。